http://kaho-mizutani.com/
http://wmg.jp/artist/mizutanikaho/
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や、NHK『スニッファー 嗅覚捜査官』など数々のドラマや映画に出演。現在は女優として活躍中の水谷果穂が、7月12日にシンガーとしてデビューすることになった。そのデビュー曲『青い涙』が主題歌となったショートムービー『明日、アリゼの浜辺で』では主演も務めるなど女優ならではの一面も。新たに音楽の世界に飛び込んだ彼女に、歌に対する想いや楽曲のこと、そして今後の目標までを聞いてみた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──7月12日にCDデビューする水谷さんですが、既に女優として活躍なさっていますよね。今回アーティストとしても始動するのは、昔から音楽にも興味があったからですか?



「歌うこと自体は小さい頃から好きでした。でも、歌手というお仕事は、もっと音楽的に色々長けている人しかできないと思っていたので、歌手を目指すというわけではなく、単純に好きで歌っていただけなんです。なので、ご飯を食べ終わったあとに家で大声で歌ったり、家族と一緒にアイドルになりきって遊んだりするくらいでしたね(笑)」

──アイドルというと、水谷さんの年齢だったらモーニング娘。とかでしょうか?

「そうです、そうです! モーニング娘。やミニモニ。に憧れてました。初めて買ってもらったCDもそうでしたし、カードを集めたりもしていましたから。今思い返すと、そういえば昔から歌うのは好きだったなとは思います。ですが、まさか私が歌手デビューするなんて、という感じです」

──では、どういう経緯で歌もやってみようということになったんでしょう?

「キッカケは、女優としてのお仕事で、歌うオーディションみたいなものがあったことなんです。そのために、歌った音源を送ったりもしましたし、それ以外でもCMのオーディションで歌の審査があることがあるんですね。でも、歌はそんなに上手じゃなかったので、練習するようになって。その回数がどんどん増えていって、そこから広がっていった感じでした」

──もともと好きだったこともあって、やってみたら楽しかったんでしょうね。



「そうですね。練習していくと、それまでは出せなかった音が出せるようになったり、表現方法も増え、楽しさが増していきました」

──でも、さすがに歌手デビューするって言われたら驚きますよね。

「はい、ビックリしました。でも、歌手デビューの話を聞く前から、歌の練習の日数が増えていたので、“ついに来たか!”という気持ちもちょっとありました(笑)。それに、その前からイベントライブなどには出演させていただいていて、それを喜んでくださる方もいたんですね。そのおかげで歌に対するやりがいも出てきていたんです」

──デビュー前からライブを経験できたっていうのは大きいですよね。

「はい。最初にライブをやるよって聞いた時は、未知の世界で、緊張というより楽しみのほうが大きかったんです。でも実際にステージに立ってみたら、それまでは誰もいないところに向かって1人で練習していたのに、急にたくさんの人が私を見ていたので、その空間にドギマギして(笑)。最初は、どこを見ていいか分からない感じだったんです。でも今は、その空間が心地良く感じるようになりましたね」


※続きは月刊Songs2017年7月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く