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昨年、本誌連載講座の「誰でも鳴らせるハンドフルート公式レッスン」でハンドフルートの魅力をたっぷりと伝えてくれたCHILDHOODが新作のレコーディングに突入。初日の作業を終えたばかりの2人に話を聞くことができた。今回は全曲オリジナルで全12曲収録。さらに3曲入りのボーナスCDが付く予定で、世界的なボイス・パーカッショニストのMaLや森の実姉であるソプラノ歌手の森 美代子がゲスト参加。森 光弘によれば“これぞCHILDHOOD!”というような自信作になりそうとのこと。ハンドフルート教則本の執筆も順調なようで、こちらの仕上がりも楽しみだ。
Photo:ササハラ リョウタ Text:関口真一郎

──レコーディング作業中にお邪魔して申し訳ありません! 現在、制作中の新作『grateful』について聞かせてください。今日(5月22日)はレコーディングの初日で、ちょうどその収録が終わったところとのことですが、録音は何日間で行なう予定なんですか?



森光弘(以下、森)「初回限定盤ボーナスCDはまた別の場所でレコーディングですが、合わせて5日間から1週間の予定です。ミックス、マスタリングも2カ所に分かれて、それぞれ数日間の予定です」

──初日は何曲レコーディングされたんですか?

森「4曲ですね」



臼田圭介(以下、臼田)「12曲なので、全体の3分の1です。予定どおりでした」

──今回は本編のCDに加えて、初回盤ボーナスCDが付くとか?

森「そうなんですよ。オマケCD。そっちは本当にやりたい放題(笑)。森 光弘のソロボーナスCDです」

──今回の制作にあたっては、どのような方向性のものにしようと思っていましたか?

森「すべてオリジナル曲にしようということですね。初のフル・オリジナル・アルバムなんですよ。ずっと前からオリジナルだけのアルバムを作りたいと思っていたんですけど、これまではどうしてもクラシックを入れてみたり、コンサートで人気のカバー曲を混ぜてみたりしていて。でも、やっぱりオリジナルが一番いいなと。自信も付いてきましたし、もっとオリジナルを聴いてもらいたいなという気持ちもあって」

──収録曲はライブですでにやっている曲なんですか? それとも書き下ろし?

森「過去の曲の再録が3曲と、すごく昔に書いた曲が1曲。あとは書き下ろしの新曲ですね。『桜並木』が昔に書いた曲で、再録は『HIKARI』、『snow again』、『道(タオ)』。ただ、再録とは言っても、『HIKARI』に関してはガラッとアレンジを変えていて、バラード調にしていますし、『道(タオ)』も……」

臼田「けっこうアレンジを変えてるよね」

森「より壮大になっているというか」

臼田「アレンジを変えたというよりは、大きく作り直しているようなところがあって。楽曲の構成も増えて、全体に長くなっている感じですね」

──『桜並木』はいつ頃に書かれた曲なんですか?

森「だいぶ古い曲です。デビュー前、僕が初めて編曲まで手がけた曲ですね。ライブでは何度かやらせていただいていて、YouTubeにも動画があるし、ファンの間ではお馴染みの曲なんですよ。CDに入ってないの? とずっと言われ続けてきた曲なんですけど、なんとなくバランス的にアルバムの収録曲から外れてしまっていたんですよね」


※続きは月刊Songs2017年7月号をご覧ください。

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