http://dobermaninfinity-ldh.jp/

今年9月から3か月連続で作品を発表しているDOBERMAN INFINITY。第1弾はAK-69とのコラボレーション・シングル『Shatter』、第2弾は初の映像作品となるライブDVD&Blu-ray『iii -three-』。そしていよいよ第3弾となる今回は、6枚目のシングルにして初のクリスマスソングに挑戦した『あの日のキミと今の僕に』のリリースだ。“オール・ラウンド・ヒップホップ”を掲げる彼らならではのウィンター・ラブバラード。その制作過程などを聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──3か月連続リリースというのは、結構前から決めていたんですか?



SWAY「一応、やりたいことリストには入ってましたよね?」



KUBO-C「そう。でも決まったのは今年に入ってからかな。幕張(※幕張メッセで行なわれた、結成3周年の特別公演“iii-three-”)が終わったくらいの頃で」

SWAY「AK-69さんと一緒に(アンコールで)やった『Shatter』のリリースを具体的に考えたり、その(ライブの模様を収めた)映像ができたりしたのもあって。あと、夏ぐらいには“クリスマスソング”っていうのも視野に入れてたから、じゃあ3か月連続でいきますかと」



P-CHO「クリスマスソングに関しても、以前から話題には出てたんですよ。季節のシーンに特化したバラードみたいなもので、いつか勝負はしたいねって。今年は自分達の中で3年という節目も越えたから、もう1段階行こう、これは勝負の段階だなっていうのがあったんですね。そこからの3か月連続リリース。その最後というベストなタイミングでもあるから、僕らのやりたかったことのひとつをここに落とし込んだっていうことなんです」

──どちらかといえば、DOBERMAN INFINITYはアツいどころの騒ぎじゃない夏! というイメージが強かったので、こういったウィンター・ラブバラードはとても新鮮でした。



KAZUKI「そうですよね。僕らも、こういう曲を出すっていうのはすごい大きなBOMBだなとは思っていたんです。あえて今まで出していなかったところもあるし、4年目に入って、3か月連続のリリースで、その最後。これは今しかないだろうということで、今年の冬がDOBERMAN INFINITY 1色になるぐらいの曲ヂカラがある“ザ・冬のバラード”を作りたかったんです。冬とかクリスマスっていうところに特化させて、自分達の感覚も全部そこに振り切ってやろうっていう目標が、見事に達成できたかなと思います。ここには、僕らの想いがめちゃくちゃ詰まってるんですよね」

──制作の過程はどうでした?

KAZUKI「いやもう、とにかく何度も何度もやり直しましたよ。今までにはなかったくらい歌詞も書き直したし」



SWAY「取材が始まる前にも話してたことですけど、やっぱり“シャンシャンシャンシャン”って鈴の音を入れれば、何となくクリスマスのムードは出るじゃないですか。でもそういうことじゃないわけで。今までのDOBERMAN INFINITYだったら、ウィンター・パーティーソングみたいになるのかなって感じだと思うんですけど、今回はあえてそっちには行かない。やっぱり俺らは5人で歌詞を書くし、5人で挑戦できることって考えていく中で、今回は“ストーリー”を作っていくのはどうだろうということになったんです」

KUBO-C「世界観として、切なさを出したいっていうのもあったからね」

──そこで今回、そのストーリーを盛り上げるサウンド面での強力なパートナーとして、Jeff Miyaharaさんが参加されたと。



GS「そうです、そうです」

SWAY「Jeffさんの家のスタジオに行かせてもらって、こういう曲でああいう感じでって、僕らのイメージを全部伝えて」

KUBO-C「一緒に形にしていきました」


※続きは月刊Songs2017年12月号をご覧ください。

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