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昨年ニューヨークで音楽活動を行ない、さらに豊かな表現を身に付けたDEEPから2018年第1弾シングル『SING』が届けられた。ヒットメーカー春川仁志が作曲、メンバー4人が作詞を手掛けたこの曲は、“歌いたい”という思いを前面に押し出したバラードナンバー。結成10周年のタイミングにふさわしい新たな名曲の誕生だ。
Photo:笹原良太 Text:森 朋之

──ニュー・シングル『SING』はタイトル通り、メンバーの皆さんの歌に対する思いがしっかりと伝わってくるバラード。本当に素晴らしい楽曲ですね。



TAKA「ありがとうございます。“次のシングルはどうしようか?”という話をした時に、結成10周年のメモリアルになるような曲を作りたいということになって。このタイミングでもう一度、渾身のバラードで勝負したかったんです」



KEISEI「DEEPといえばバラードですからね、やっぱり」

TAKA「そうなると春川仁志さん(EXILE、E-Girlsなどの楽曲を手掛ける作曲家/プロデューサー)にお願いするしかないよね、ということになったんです。春川さんはデビュー当時からずっとDEEPを見守ってくれて、数々の楽曲を提供してくれて。特にコーラス、ハーモニーに関しては本当に色々勉強させていただいたし、僕らにとっては師匠のような方なので。“お陰様で10年になりました。このタイミングで、ぜひ春川さんにバラードを書いてほしいです”とお願いしたら、“俺が思う、DEEPのバラードソングを作るよ”と快諾してくれて。こちらから“こういう曲がいいです”みたいな細かい話はしてないのですが、デモを聴いた時にとても感動したんです。トラックとシンセのメロだけなのに、グッと胸を締め付けられるような感じがあって、すごく熱くなりました」

──ドラマティックなメロディーですよね。

TAKA「そうですね。メロディーを聴いた瞬間に自分達の10年の軌跡が見えたというか。歌詞は自分達で書かせてもらったんですが、“この曲で何を伝えたいだろう?”と考えた時に、自分達の芯の部分にある“歌いたい”という思いをテーマにしようと思って。苦しいことも悲しいことも、嬉しいことも幸せなことも、全てを歌で表現してきたのがDEEPなので、しっかりと意味がある曲にしたかったから、まずメンバー全員に10年分の思いを言葉にしてもらったんです。それを僕がまとめて、さらに“ここはこうしたほうがいい”という意見をもらいながらディスカッションして。デモ音源の段階から誰がどのパートを歌うか想像できてたから、基本的に自分で歌うところは自分で書くことにしたんです。それが一番出ているのは、サビの“歌いたい”ですね。“歌いたい”という歌詞を歌い継いでるんですが、そこに込める思いは4人4様なので。念入りに仕上げましたし、等身大の自分達の思いを熱く歌える楽曲になったと思います」



YUICHIRO「歌詞を作ってる時に10年間を振り返ったんですよ。キツいことも良いこともあったけど、1つ1つの活動をしっかりやってこられたなって。『SING』の歌詞にはこれからも一瞬一瞬を大切にして、一歩ずつ歩いていきたいという決意も込めています」



RYO「僕も色々なことを思い出しました。最初のオーディション(2006年に行なわれた“EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006〜ASIAN DREAM〜”)のことだったり、“あの時、スタジオでケンカしたな”ということだったり(笑)」

KEISEI「ハハハハハ」

RYO「10年経ったといっても達成感があるわけではないんです。『SING』の制作を通して“歌いたい”という気持ちを見つめ直すことができたし、ここが新たなスタートラインだなという思いもあります」



KEISEI「10年活動を続けてきて、たくさんリリースもさせてもらって、毎年のようにライブをやらせてもらって。もちろん感謝の気持ちはありますが、まだまだやりきれてないし、悔しい部分もあります。どんな仕事もそうですけど、続けることって簡単じゃないと思うんです。楽しいこともあれば、キツいこともあって……そういうことも『SING』の歌詞で表現したかったんです。メロディーにしっかりハメるというルールはあるけど、極力、自分達の思いを出したいなって」


※続きは月刊Songs2018年3月号をご覧ください。

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