http://www.j-dz.com/
リズムを奏でながら踊る“ボディー・パーカッション”を取り入れながら、生歌で歌い、ハモり、踊る3人組ガールズグループ、J☆Dee'Zが初のミニ・アルバム『あと一歩』をリリースした。Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)公式応援ソングとして書き下ろされた表題曲は、『Melody』『ひとひらの涙』に続く、エールソング3部作の集大成。涙が誘われるほど情熱的で感動的な青春応援ソングを歌う現役高校生の彼女達が望む未来とは──。
Photo:笹原良太 Text:永堀アツオ

──1stミニ・アルバムが完成しました。



ami「『あと一歩』のように疾走感溢れる応援曲もあれば、ちょっと背伸びしてる女の子のラブソングや等身大の素直な気持ちを打ち明けてる曲、懐かしくて新しいサウンドの曲も入っていて。6曲、全部カラーが違うので、楽曲ごとに声色も変えて、自分が6人いるような気持ちで歌ったアルバムになってるんですね。全てにおいて楽しめるアルバムに仕上がったし、“自信作です!”って胸を張って皆さんにお届けできる1枚になりました」



MOMOKA「私達と同じように10代の頃から活動されているオレスカバンドさんとコラボさせていただいたり、遊助さんのカバー曲を歌わせていただいたりもしていて。J☆Dee'Zの色んなカラーが見られるし、全員が高校生でのリリースが最後だからこそ、今の私達にしか出せない良さが詰まってるなって思ってます」



Nono「2人が言ったように、本当に全部カラーの違う曲なんですけど、どうやったら私達らしく歌えるかなって、1曲1曲に向き合う時間があったので、完成した時は嬉しかったし、J☆Dee'Zらしさが詰め込めたなと思います」

──カラフルな楽曲群の中から浮かび上がってくるJ☆Dee'Z らしさとは、自分達では何だと思います?

MOMOKA「全力感に楽しさを加えたのがJ☆Dee'Zかなって思いますが、(メンバーを見て)どうでしょう?」

ami「そうだね。あとは、青春感は大切にしているかな。聴いただけで勇気がもらえるとか、背中を押されるような楽曲になったらいいなと思って歌っているので、それが自然とJ☆Dee'Zらしさに繋がってるといいなと思います」

Nono「3人とも年頃の女の子だっていうのもポイントですね(笑)。1人で考え込んでネガティブになったりした時も、誰かの一言でポジティブになったりする。そういう10代の私達ならではの感情が歌やダンス、パフォーマンスに出ているので、聴いている人にも共感してもらえるんじゃないかなと思います」

──リード曲『あと一歩』は、まさに勇気がもらえる青春応援ソングになってます。まず、高校のダンス部とのコラボが話題になっているMVの話からおうかがいしたいです。



ami「今回は3人だけじゃなくて、生徒さん58人と一緒に踊って。振り付けはTAKAHIROさん(欅坂46などを手掛ける世界的ダンスアーティスト/ダンサー)にお願いしたんですけど、構成は私達が全部、担当させてもらったので、メンバーと一緒に考える時間も、大変だったけど楽しくて。自分達で作ったものだから、合計61人分の足音が揃った時とか、何とも言えない気持ち良さがあった。心の底からダンスが楽しいって思った撮影だったし、その楽しんでる自然な表情も映ってると思います」



MOMOKA「去年の3月にリリースした5枚目のシングル『Answer』から、生声や生音を使うようになって。今回は、ダンス部のみんなの声やクラップの音を使ってるのが見所の1つだし、生音だからこその躍動感が出たんじゃないかなって思います」

Nono「準備期間は悩んだけど、amiが言ったように悩みすらも楽しくて。撮ってる時も楽しかったので、撮影が終わった時にすごい達成感がありました。こんなに達成感のあるMVの撮影は初めてだなと思いました。『Answer』のMVでNYに行った時も達成感はあったんですけど、それよりも、これからのことを考えることのほうが大きかったんですね。でも今回は、やり切ったぞ! っていう達成感がすごく強かったです」


※続きは月刊Songs2018年4月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く