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藤井夏恋×鷲尾伶菜×武部柚那
5月23日にニュー・アルバム『E.G.11』をリリースするE-girls。11人体制になって初めてのアルバムには、『Love☆Queen』以降のシングル曲やアルバム書き下ろしの新曲はもちろん、デビュー時からの大ヒットソングを現在のボーカル3人が再度レコーディングした計34曲も収録。ボリューム感抜群、かつ新生E-girlsの魅力が最大限に詰まった作品になっている。このアルバムについて、ボーカルの藤井夏恋、鷲尾伶菜、武部柚那に話を聞いた。
Photo:松井伴実 Text:髙橋栄理子

──『E.G.11』は11人体制になってから初めてのアルバム。何とも盛りだくさんな内容になっていますね。



武部柚那(以下、武部)「11人としては初めてのアルバムが、まさかこんなにボリューミーな作品になるとは、という感じで驚いています。実は11人体制になったことで、ファンの方から“19人だった時の楽曲はもうやらないんですか?”というような声も聞いていたのですが、今回のアルバムでは、19人だった時の曲も3人で再録して収録しているので、ファンの方にも安心していただけるのではないかと思います。それを含めて、1曲1曲の世界観を表現してきたシングルとはまた違って、“THE E-girls”というものをファンの皆さんに届けられる。そういう喜びもあります」



鷲尾伶菜(以下、鷲尾)「今回は、DVDに収録されているドキュメンタリーも、今まで以上に各メンバーをフィーチャーしたものになりました。新体制になったことによって、より1人1人を見てもらえたらというメンバーの思いもあるので、アルバムを手に取っていただいた方々に、その思いが届いたらいいなと思っています。しかも、ブックレット写真は私服で、(Dream)Ayaさんに撮っていただいているところもあり、すごくメンバーの素が出ていると思います」

武部「E-girlsの休日みたいな感じになっていると思います(笑)」

鷲尾「そうそう! みんなでスポーツをしていたりして、今までにない感じになっているんです。カラフルでフレッシュな印象なので、『Love☆Queen』からは想像できない(笑)、カワイイものになっています」



藤井夏恋(以下、藤井)「新生E-girlsとしての新曲もたくさんありますが、さっき言っていた3人で再録した曲もアレンジが今までとは変わっているので、新曲のようにも聴こえるのではないかと思います。しかも3人の声になってから、よりボーカルも目立つようになっていて、そういう意味では聴きやすさも増したかと思います」

──確かに声の届き方がダイレクトになりましたよね。でも、新曲3曲と再録17曲をレコーディングしたわけなので、3人は、かなり大変だったんじゃないですか?

鷲尾「だいぶ大変でした(笑)」

武部「こんなにレコーディングしたのは初めてです(笑)」



鷲尾「でも妥協はしたくなかったですし、前の自分も更新したかったので、自分のパートも録り直しました。だから懐かしさもありつつ、新しい曲のような感覚でも歌えました。ボーカルの人数が減る分、録る前は勢いが落ちて聴こえるかなという心配も少しありましたが、実際に聴いてみたらそんなことはなくて。アレンジやコーラスのおかげもあると思うのですが、私達1人1人がニュアンスをつけて歌うことを意識したからというのもあると思います。それだけに、皆さんにも新鮮な気持ちで聴いていただけたらなと思っています」

武部「私は過去の作品はパフォーマーとして参加しているものが多かったので、実はボーカルとしては初めて歌う楽曲ばかりだったんです。だから、レコーディング前には改めて今までの曲を聴いて勉強しました。私はレコーディングの順番がいつも最後だったので、伶菜さんと夏恋さんの声を聴いて雰囲気を掴み、それに合わせていくというやり方でレコーディングに取り組んだんです」

──パフォーマーとして参加していた楽曲だけに、身体には沁みついているんじゃないですか?

武部「そうですね。パフォーマーとして参加していた楽曲だからこそ、楽しんでレコーディングできました。パフォーマーの時も口ずさみながら踊ったりしていたので、そのリズム感を持ったまま歌えたのは、自分としても良かったなと思っています」

藤井「私も『ごめんなさいのKissing You』はパフォーマーとして参加していたので、今回歌ってみて、すごく新鮮に感じました。もともとはカワイイ雰囲気の曲だったのですが、今回3人で歌ったものはちょっと大人っぽくなった気がします。アレンジも変わって、前のものより少しだけポップさが減っていたりもするので、この楽曲のイメージが、また変わるのではないかなと思います」



※続きは月刊Songs2018年6月号をご覧ください。

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