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平均年齢16歳。“スターダストプロモーション100年に1組の逸材”というキャッチコピーを掲げる福岡発の6人組アイドルグループ、ばってん少女隊(通称ばっしょー)が通算5枚目のシングル『無敵のビーナス』をリリースした。2016年のメジャー・デビュー以来、ASPRAGUSやKEYTALK、スキャフルキングやフレデリックなど、スカコアやパンクロックシーンからの楽曲提供を受けてきた彼女達だが、新曲は一転。flumpoolの阪井一生作曲、高橋久美子作詞による甘酸っぱいサマーソングとなっている。
Photo:松井伴実 Text:永堀アツオ

──新曲を受け取った時の感想から聞かせてください。



瀬田さくら(以下、瀬田)「爽やかな曲調なので、海辺をドライブしながら聴いてほしいなと思いました。福岡の糸島あたりなんかお勧めですよ。朝、仕事に行く時に聴いて、爽やかな気分になってほしいなって」

上田理子(以下、上田)「一気に海の風景が思い浮かぶんですよね。すごく夏っぽいし、爽やかな曲を歌えるのが嬉しかったです」

西垣有彩(以下、西垣)「自分が好きな曲調だったので、“きたー!”って思いました(笑)。爽やかな初夏っていう感じがするし、夏休みにずっと流しておきたいです」



星野蒼良(以下、星野)「夏らしい歌詞で、爽やかな曲調で。これからの季節にぴったりの曲だし、ライブでもみんなで楽しめるかなと思いました」

希山 愛(以下、希山)「だんだんテンションが上がってくるような感じになっているので、早くライブで披露したいなって思ってましたね。すごく大好きな曲です」

春乃きいな(以下、春乃)「初めて聴いた時は、今までのばっしょーの曲と全然違ったので驚きもあったんですけど、すぐに気に入って。これからの季節にぴったりだから、たくさんの人に聴いてもらいたいなと思いました」

──これまでと違う爽やかなポップソングになってます。



上田「そうですね。今までの表題曲は激しくて盛り上がる感じの曲が多かったんですけど、一気に大人になった感じがしていて。方言も入ってないし、ふわっと変わった感じになってる。でも、こういう曲が歌えるのは、嬉しかったですね。今の私達にぴったりだと思います」

瀬田「曲調もそうなんですけど、歌詞もこれまでとは違っていて。単語1つ1つがカワイらしくて、夏らしいところが好きです」

上田「ポラロイドとか、私達が知らなかった言葉もあって新鮮でした、表現もカッコ良くて」

星野「チューブとかね。サーフィン用語を知らなかった」

西垣「歌詞から色んな想像ができるから、1人1人、曲のイメージも違うんじゃないかなって思います。私は水分が多い夏の場所で駆け抜ける少女が目に浮かびました。その横には、永遠に続くキレイな海が広がっていて。そこに向かって、うわーって走ってるイメージ」

上田「そこに向かって走ってるの?」

希山「海に向かっちゃヤバい(笑)」

西垣「私もそんな道を歩んで行くんだな! みたいな。永遠の未知の世界へ、行くんだな。これから分からないな、頑張ろう、みたいな」

──(笑)。どういうことですか?

上田「……すみません、メンバーでもあんまり理解できないので(笑)。たぶん大人になっていくっていうことを表現してるのかな?」

西垣「そう。えへへへ。歌詞の中でも特に“ちょっとずつ 大人のファスナー下りてく”がすごく好き。大人って、登っていくイメージが強かったから、あ、下りてくんだ、落ち着いてく感じがして好きな表現だなって思いました」

星野「蝶が羽化する時、ファスナーを下ろしていく感じがあるよね。さなぎから蝶になるっていうことかなって」

上田「あぁ、神秘的だね。これ、意外と恋愛ソングなんですよね。私達に今までそういう感じがないので。あっても『ばってん少女。』(2015年9月リリースのインディーズ1stシングル)くらいだったから」


※続きは月刊Songs2018年6月号をご覧ください。

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