http://the-rampage.jp/

前作『Fandango』から3か月も経たないスピード感でリリースされる、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)の新曲『HARD HIT』。昨年12月から行なっている「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018“GO ON THE RAMPAGE”」のファイナルに向け、加速する勢いとグループとしての強固な意志を感じさせるような仕上がりだ。メンバーを代表して、リーダーでありパフォーマーのLIKIYA、陣、パフォーマーの山本彰吾、武知海青、長谷川慎、ボーカルのRIKU、川村壱馬に話を聞いた。
Photo:秋倉康介 Text:山田邦子

──6枚目のシングル『HARD HIT』が完成しました。

陣「“HARD HIT”、つまり撃ち抜くという意味なんですが、THE RAMPAGEならではの色をここで改めて打ち出したいなという思いを込めた楽曲になってます。これまで『Fandango』(5thシングル)や『Dirty Disco』(3rdシングル)など色々なジャンルの曲をやらせていただきましたが、こういったタイプの楽曲が定期的にリード曲としてあることで、THE RAMPAGEというグループの軸がどんどんできてくるようなイメージなんです。そういうことってすごく大事だなと再認識できましたし、まさにという意味での“THE!”みたいなグループの色を表現してくれている楽曲になっていると思います」

RIKU「ど真ん中ですよね。制作の段階から、すごく気合いが入りました。だけどグループとしてのど真ん中な分、どうやって僕達が進化した姿で表現できるかということをすごく考えましたね。個人的には今までとはまるで違うような歌い方に挑戦してみたので、過去の作品と聴き比べていただけると、そういう変化も感じてもらえるんじゃないかなと思います。3人それぞれが仕掛けを散りばめていたりしてかなり聴き応えがあると思うし、パフォーマンスの面も含めて、自分達の必殺技みたいな曲になったと思っています」

──確かに一瞬誰が歌っているのか分からなくなるくらい、ボーカル面では新しい表情もたくさん見られました。

RIKU「今までのセオリー通りにはやらなかったので、レコーディングしながら“自分ってこういう音も持っていたんだ”っていう新たな発見もありました」

川村壱馬(以下、壱馬)「僕は自分のカラーをとにかく出そうと。(違った切り口というよりも)皆さんが抱いている“THE RAMPAGEの川村壱馬”としてのイメージにしっかり応えられるようにという気持ちで臨みました」

──歌詞に関してはどうでしたか?

壱馬「今までのリリックにも力強さはありましたけど、ここまで明確に定まっているというか、“HARD HIT”=撃ち抜くみたいな強さはなかったなと感じました。MVにもあるんですが、狙った獲物は逃さない、集団で狩りをするオオカミっていうのがひとつテーマというか、この曲の裏テーマみたいな部分なんです。強さみたいな言葉じゃ表しきれないくらいのものが、歌詞にも込められているなと思います」

──今回の振付は、山本彰吾さん、武知海青さん、長谷川慎さんが担当されているんですよね。

LIKIYA「鋭くて力強さもあるかなりパワフルな楽曲なので、今までとはまたちょっと違う見せ方をしたいなと考えました。今回はもともと海青とやましょう(山本彰吾)がやりたいと手を挙げていたんですが、海青からクランプ(※LAの危険地域発祥の感情をぶつけるように体で表現する攻撃的なダンスのスタイル)を取り入れたいという意見が出て、これはハマるんじゃないかと。それで慎も加わって、3人で作っていきました」

武知海青(以下、海青)「いつかTHE RAMPAGEの作品で自分のやっているダンススタイルをやってみたいとは思っていたんですが、今回のデモ音源を聴いた時に、これはすごく合うんじゃないかなと」

長谷川慎(以下、慎)「僕もデモを聴いた時に、シビれるものがありました。僕もTHE RAMPAGE結成当初からクランプを取り入れてみたいという思いがあったんですが、これまで5作、意外とクランプを取り入れたものがなかったんです」

陣「でも、先輩方の楽曲でもないよね?」

壱馬「言われてみれば、確かに」

慎「クランプの中でも海青さんはダイナミックな動き、僕は結構トリッキーで繊細なほうを担当していて。お互いのいい部分を引き出して、サビでガッツリ生かしたいなという思いで作っていきました」

──MVの見どころは?

山本彰吾(以下、彰吾)「MVではボーカルもめちゃくちゃ踊ってます。今回は全員でのテーブルダンスも取り入れているんですけど、こんなにも息ぴったりのダンスができるのかって改めて思うくらいめっちゃ揃っていて。撮影の現場でも映像を見返して、すごく盛り上がりました」

陣「これは僕的な見どころの話になるんですけど、『100degrees』(4thシングル)のMVで上半身服を脱いでパフォーマンスをしてた部分があったんですが、完成したMVではその部分がカットされてたんですね。その代わりにLIKIYAさんや海青が脱いでるのが採用されていて、“上裸組”クビになったんだと思ったんです(笑)。すごく悔しかったんですが、今回やっとリベンジできました(笑)」

LIKIYA「俺の上裸を見ろ、と(笑)」

陣「いやいや、他のメンバーの見どころともリンクしてますから(笑)。獲物を狙うオオカミを表現した海青の爪とか、やましょうの血糊とか、そういう表現のひとつとしての上裸っていう(笑)」




※続きは月刊Songs2018年8月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く