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俳優として活躍中の横浜流星がアーティスト・デビュー! 6月25日に『今日もいい天気 feat.Rover(ベリーグッドマン)』をデジタル配信でリリースした。切なくも爽やかな楽曲は、GReeeeNのプロデューサー・JINが手掛けたもの。アーティストという新たな世界に飛び込んだ横浜に、楽曲制作のエピソードや今後の目標など、様々なことを聞いてみた。
Photo:松井伴実 Text:髙橋栄理子

──『今日もいい天気 feat.Rover(ベリーグッドマン)』でソロ・デビューを果たしました。以前、映画『キセキ ーあの日のソビトー』のために結成されたグリーンボーイズとしてCDをリリースした経験はありますが、もともと音楽に興味はあったんですか?



「聴くことは好きでした。でも、歌うこと自体には、ちょっと苦手意識があったんですよ。自分は音痴だと思っていたので(笑)、友達とカラオケに行っても歌わずに1人カラオケで発散していたんです(笑)。人前で歌う自信はなかったですね」

──でも、グリーンボーイズをやりましたよね。



「グリーンボーイズは自分ではなく役だったじゃないですか。役者として挑戦したという感じだったので、感覚的には、ちょっと違っていたんです。だから、グリーンボーイズをやったことで少し歌うことに自信がついた部分はありましたけど、まさか1人で歌うことになるとは想像もしていなかったですね」

──じゃあ、今回のソロ・デビューに関しても、念願というより驚きのほうが大きかったんですね。えっ、俺!? みたいな(笑)。

「まさしくそれです(笑)。えっ、本当ですか? いいんですか、俺で? って(笑)。でも、新しいことに挑戦できるのはありがたいことですし、形は違えど表現者として音楽をやってみるというのは、役者としても絶対何かに繋がると思うんですよ。それに、逆に役者をやっていることがアーティスト活動の何かに繋がるのかな? っていう気持ちもありました。だから、思い切ってやってみようと思ったんです。しかもJINさんがプロデューサーで、フィーチャリング・アーティストがRoverさん。そして、スタッフの皆さんも支えてくださるということに、すごく頼もしさを感じて。それもあって、だったら自分もやってもいいのかなって思いましたし、これだけの方たちがバックアップしてくださるんだから、自分も生半可な気持ちではやれないなとも思いましたね」

──今おっしゃっていたように、今回の楽曲はGReeeeNのプロデューサー・JINさんの作詞、作曲、プロデュース。横浜さんは元々GReeeeNの大ファンというだけに、すごいことになりましたよね。

「すごいことですよ! まず『キセキ〜』に出演できたことだけでもすごいことだったのに、そこでメンバーを演じて、その縁で『Mステ(ミュージックステーション)』とGReeeeNさんのライブにも出させていただいて。しかも、その繋がりで『愛唄』にも出演させていただくことになったのも、すごいことですからね。その上、今回アーティスト・デビューするにあたってJINさんにプロデュースしていただけるなんて、まるで夢を見ているかのようです」

──『愛唄』はGReeeeNの楽曲を映画化するプロジェクトの第2弾で、この作品で横浜さんは主演を務められているとのこと。本当に縁がありますよね。それに今回の楽曲『今日もいい天気〜』も、とても素敵な作品。最初に聴いた時は、どんな印象を受けましたか?

「どういう楽曲にしようかっていうことは、事前にJINさんやスタッフの方々と話していたんですよ。その時に自分が想像していたのは、優しい曲か疾走感のある曲のどっちかなのかな? っていうことだったんですね。でも、実際はそれとは違って、すごくポップでキャッチーな曲が来たなっていう印象で。でも、明るい感じだからハッピーな曲かなと思いきや、いい意味でそれを裏切るような切ない歌詞だったので、ギャップが素敵だなって思いました」

──すごく爽やかなサウンドなのに、歌詞では後悔を描いていたりする。そのバランスが面白いですよね。



「はい。JINさんらしいなって思いましたし、どういうふうにでき上がっていくのかが楽しみでした」

──メロディーラインのキャッチーさは、まさにGReeeeNならでは。これを自分が歌えるのかと思うとワクワクしませんでしたか?

「しましたね。でも、同時にリズム感がないので、ノリ方が分からないって思ったんですよ(笑)。だから、リズム感を鍛えるために事務所でダンスレッスンを受けたりもしました。JINさんにもずっと、“ハネのリズムを大切に! リズム感に気を付けて!”って言われていたんですけど、それを感じるのにまず苦戦したので、たくさん練習しました」




※続きは月刊Songs2018年8月号をご覧ください。

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