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音楽に限らず、様々な角度から自分のやりたいことや楽しいと思うことを表現しているみやかわくん。Twitterのフォロワーは85万人オーバー、YouTubeのチャンネル登録者は57万人を突破するなど、インターネットを中心に活動しながら注目を集めているクリエイターだ。そんなみやかわくんが、今年6月のメジャー1stミニ・アルバムに続き、1stシングル『イダテンドリーマー』をリリース。大切な故郷のこと、音楽のこと、そして自分自身のことなど、興味深い話をたくさん語ってくれた。
Photo:松井伴実 Text:山田邦子

──YouTubeやTwitterなどを中心に活動中のみやかわくんですが、普段こういった音楽雑誌を手に取ることはありますか?



「あります、あります。今どんな人が出てるのかなって思いながら。さすがに楽譜まではじっくり見ないですけどね。楽譜、読めるといいなと思うけど(笑)」

──これまで色んな人の曲をカバーされてますが、耳コピで?

「はい。洋楽もよくカバーするんですが、最初は完全に耳コピです。まず適当に英語っぽく歌ってみて、そのあとに、単語の意味を理解しながら発音を確認していきますね」

──YouTubeの動画などを拝見していると、本来、耳がいい人なんだろうなと感じていました。

「耳はかなりいいほうだと思います。記憶力にもすごく自信があって、一度聴いたメロディーは覚えたりしますね」

──今日はシングル『イダテンドリーマー』のお話ももちろんうかがいますが、その前に、そういったみやかわくん自身のお話を聞かせてもらえますか?

「僕は、東京都の離島の式根島から出てきました。島の人はみんな温かいし、無限の可能性を秘めた場所だと思ってます。都会じゃ経験できないようなこと──海に潜って魚と戯れたり、時には獲った魚を自分でさばいて食べたり、大自然に囲まれながら冒険のような毎日を過ごせる場所なんですよ。だからこそ好奇心もすごく刺激されて旺盛になり、気付いたら何でもチャレンジするようになってました。できそうだなと思ったら、とりあえず何でもやるんですよ。この木、登れるかな? と思ったらすぐ登るし(笑)、球技をやってみたいなと思ったら、サッカーも野球もバスケもバレーもテニスもやりました。バドミントンもやったし、武道もほとんどやりましたね。他にやることないかな? と思うくらい、色んなことを。休み時間は、ひたすら校庭の景色を描いたりもしてました」



──好奇心の塊ですね(笑)。

「自分磨きのためというか、自分の中に潜在している才能を探し出せる時間がたくさんあったんですよ。僕は何ができる人なんだろう? って思いながらやっていたんだけど、意外と、やろうと思えば何でもやれるんだってことに気付いたんです。それからは、できそうだなと思ったことは何でも挑戦するようにしています。それこそ今の活動もそう。動画投稿だったり、ラジオ配信だったり、歌だったり、色んなことに挑戦してきましたけど、やって失敗だったなと思うことは今のところないですね」

──色んなことに挑戦しつつ、じゃあこれを極めてみようとか、もっと突き詰めたいとかは?

「僕は完璧主義っていうこともあるんですが、凝り性なんですよ。何か1つのことを始めても、他の人と同じレベルじゃ絶対に終われないんです。プロレベルまで上りつめたくなるタイプ(笑)。飽きたから次じゃなくて、極めて、誰も自分に叶わなくなったら次、みたいな。それくらいストイックに生きてます(笑)」

──もう、スゴいとしか言いようがないんですけど(笑)。

「(笑)。でも人って、とことんちゃんとやれば絶対にできるんですよ。何でも。僕がまだ大きな壁にぶつかってないからかもしれないですけど、とにかく僕は何でもできるという可能性を信じながら色んなことに挑戦しているし、結果できているので、やっぱり気持ちの持ちようなんだなっていうのはありますよね」


※続きは月刊Songs2018年11月号をご覧ください。

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