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2014年から2015年にかけてTBSで放送されていたソロ・ボーカリストのオーディション番組『Sing!Sing!Sing!』。その2ndシーズンで大きな注目を集めた宮本毅尚が、前作から約1年4か月振りとなるミニ・アルバム『GIFT』をリリースする。これまで自身で作詞作曲を手掛けてきたが、今作は歌うということに焦点を当て、豪華作家陣による提供曲に挑戦。人々の心を惹きつけてやまない彼の個性と歌声の魅力を探った。
Text:山田邦子
──前作から約1年4か月振り、宮本さんにとって3作目となる作品『GIFT』が完成しました。

「今回はミニ・アルバムになるんですが、“歌う”ということに集中した作品になりました。自分の声や歌というものに向き直し、たくさんの気付きもあったので、シンガーとして大きく飛躍できた作品になれたのではないかなと感じています」

──今回はご自身で作詞作曲を手掛けた楽曲だけでなく、色んな方が作られた楽曲を歌っていらっしゃいますね。

「はい。これまで自分で作詞作曲をしてきましたが、もともと小さい頃から持っていた一番ピュアな気持ち──歌を歌うことが大好きだというところに一度立ち返ってみようと思ったんです」

──その頃のお話を少し聞かせてもらえますか?

「家族が音楽好きだったこともあって、僕は小さい頃からブラック・ミュージックを聴いてたんです。小学生の時に流行っていたボーイズIIメンから始まって、その後、サム・クックやアレサ・フランクリンなども聴き始め、ネオ・ソウルのマックスウェルは特に好きでしたね。最初はいちリスナーとして聴いていたんですが、彼らの歌を聴いていると、体の中からも外からも溢れているエネルギーみたいなものを感じて、実は、歌よりも先にダンスを始めたんです。僕は普段ピアノで作曲をするんですが、そういう時にも、ダンスで培ったリズム感みたいなものは自分の中で生きている気がしますね。もちろん、歌も好きだからよく歌ってました。カラオケで友達と夜通し歌ったり、香東川のほとりで何となく1人で歌ってみたり」

※続きは月刊Songs2018年11月号をご覧ください。

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